備えあれば・・・

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さて、地元大阪を大きな地震が襲い10日程経ったわけですが。

当日は県境の福祉施設での施術に向けて京都経由で移動中の電車内で地震に遭遇した訳で、ちょうど駅で特急列車の通過待ちのため停車中という事で最初は特急列車が通過したのか、はたまた、それはそれは強い風が吹いたのか・・・なんて思った瞬間、猛烈な震動の直後にスマートフォンの緊急地震速報が車内のあちらこちらで鳴りだして、ようやくそれが地震だと理解しましたよ。

訪問予定の福祉施設担当者さんとは早い段階で連絡を取り合い、当日の訪問は中止の決定をしたのだけれど、進めない、戻れない、ココ大阪じゃない(歩いて帰れる距離じゃない)、の三拍子。

ありがたい事にスタッフや家族の安否確認も早々に取れていたのと現在地が経由地の京都府内とはいえ駅に停車している状態だったので、もうこりゃしゃ〜ないよね。と、その日の朝に買っておいたジャンプとヤングマガジンを取り出し、読書しながらスマートフォンで情報収集しつつ、心配して連絡を下さる皆さんへ現状報告などなど。

とちゅう、トイレ争奪戦に巻き込まれ(?)じゃっかんクネクネした事もあったけど、そうこうしてたら、新幹線が動き出すかも?との事で、

在来線は動かない→新幹線は動くかも?→大阪に帰る最短ルートは京都から新大阪まで新幹線!→なら、どうして京都駅まで行く?→運転を再開している私鉄と京都市営地下鉄でJR京都駅まで行ける!←この時点で13:30(揺れから4.5時間)

そんなこんなで、新幹線が運転再開する前に京都駅に到着し何とか新幹線で新大阪駅到着。

まぁ、事前情報通りタクシー乗り場は長蛇の列で、こりゃ歩きましょうかねと、30分ほどかけて我が家へ到着したのは17:00過ぎ。

部屋に散乱している、食器やグラス、コンポや書類、本に雑誌に楽しみに取っておいたちょっと良いお酒数本に加え、あんなものや、こんなものを片付けて、避難していた家族と無事合流したら、辺りは暗くなっているという、まぁ何ともすったもんだの1日でした。

そういえば小学校に通っていた時に校長先生が『災害は忘れた頃にやって来ると言います。だから、忘れなければ来ないのです。仮に来たとしても、忘れていないのだから、ちゃんと備えがあるので何とかなるのです。』って言ってた事を思い出して、まぁ、当時から歪んでいた自分としては『何を無責任な事いっとんねん』と思っていたけど、いま思い返してみるとあんがい間違ってはいないんじゃないのだろうか?と思いましたよ。

だから、事件や事故や震災の直後だけ、防災グッズや何やらを備えるんじゃなくって、ずっとずっと備えておきましょう。他人事じゃなくって自分事として備えておきましょう。大切な家族や友人を守るためにも備えておきましょう。

特に今回は、通常スマートフォンが3回フル充電できるモバイルバッテリーをきれいに使い切った事もあり、モバイルバッテリーとあと飲み物に助けられましたよ。

あとね、気象庁は過去の記録と科学的・学術的な根拠をもとに地震予報などを告知してくれていて、それは本当に重要で有用な情報だけど、このような震災がくると必ず何の根拠もないのに「次は○○日に○○地方で震度○クラスの揺れが来る!」と、いって人の不安を煽る人が一定数おられます。そんな情報は鵜呑みにしないで大丈夫!

だってね、陰謀論が大好きな人や、人の不安を煽るのが大好きなちょっと変わった人が、365人集まって、その人たちが別々の異なる日に地震が来る!って毎年いってたら、そりゃ誰かの言い分が当たります。だけど、忘れないで!それは偶然であって予言なんかじゃない。

この記事を投稿している2018年6月現在で、気象庁が発表していない、もしくはドコを探してもそんな論文が発表されていないのであれば、それは仮に的中したとしても偶然であって予言じゃないから信じないで大丈夫。不安になんてならなくって良いんだよ。
※発表されている論文の多くはネット検索可能なので、仮に信じてしまいそうになったら、その場で検索してみましょう。

だってそれは、ただの後だしジャンケンなのだから。

と、ながながと書いたけれど、要はむかし通っていた小学校の校長先生は、いま思い返すと、まぁそれなりに良い事を言っていたんだねって気付かせて貰いましたよというのと、安全地帯から無責任に石を投げてくる人に振り回されてしまうより、大切な人の為にも備えましょうねというお話しなのでした。

被災された全ての人に1日でも早く日常が帰ってくる事を願って。

おしまい。

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不出来な弟子。師匠の背中に学ぶ。

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先日、少し時間に余裕ができたので修業時代に御世話になった師匠のお店へお邪魔させて頂く事に。

大阪は梅田のビジネス街のド真ん中にカットイスが2脚。

昭和12年生まれの師匠のお店は、都会の中にある昔ながらのカットサロンで、その名の通り常連さん達の憩いの場。

近況報告も一段落した時に師匠の口から
『時間あるんやったらちょっと髪の毛切ってくれるか?』
と・・・。

技術職の方は御存知かと思いますが、自分の師匠に腕前を披露するのは、修行中や独立後に関わらず本当に色々な意味で緊張の連続。

しかも修業時代はお察しの通り、できの良い弟子ではありませんでしたので、過去の苦い思い出が脳裏を行ったり来たり。

しかも・・・
『道具出すの大変やろうからオレの使い。』
と、修業時代にはあり得ないオマケ付き。

職人と呼ばれる師匠が、自分の道具を貸す・・・。

弟子入りしたのは約20年前。それから今まで約20年触れる事すら許されなかった初めて触る師匠のハサミを握り締めてイザ!師匠をカット。

修業時代は
『だから、ソコは・・・』『何べん言うたら、わかるんや!』『いままで何を見てきたんや!』
などなど、まぁ基本、厳しい言葉しか頂いた記憶は無い訳で・・・。

しかし、この日の師匠。

カット中もシェービング中もシャンプー中も目を閉じて一切口を開かれない。

全ての施術を無事(?)終えたものの、そんな状況だから弟子としては、えも言われぬ緊張で、もう何だか色々と限界寸前。

施術後も続く沈黙・・・迫る次の予定・・・意を決しクチから出た
『ありがとうございました。そろそろ時間なんで、失礼させて頂きます。』
と、いう言葉に・・・

『ちょっとはマシになったやないか。まぁ頑張れ。』
と、背中を向けて一言。

普段から口数の少ない職人気質の師匠からの思いもよらぬ一言。様々な感情が心を駆け巡り心の中でガッツポーズ。

『あぁ、この人の弟子で本当に良かった。』
と、改めて実感。

もう還暦どころか喜寿も過ぎ、そろそろ米寿ですねという、訪問先で施術させて頂くお客さまの年齢になられた御歳になっても生涯現役を有言実行している師匠。

散々迷惑もかけたというか迷惑でしかなかった不出来な弟子だったけど、いずれ外出が困難になった時に、師匠に教えて頂いた技術を訪問理美容という形で、思いっきり恩返しをさせて頂ければと、改めて心に誓ったある日の出来事。

やれ師匠だ弟子だと徒弟制度といえば過去の制度と思われるかも知れないけれど。
近代的な制度ではないのかもしれないけれど。
集団よりも個と多様性に重きを置く時代だけれど。

何が良くって何がダメとか、ナウいとかナウくないとかそんな事が言いたいんじゃなって、独立したって修行は続くという事を再確認させて下さった師匠はやっぱり偉大で、まだまだ学ぶべき事はたくさんあって、それはとても素晴らしい事ですねというお話しなのでした。

おしまい。

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出逢いと別れの春。

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桜舞う中で宴会の時期も足早に過ぎ去り、少し大きめピカピカのランドセルや、パリっと真新しい学生服やブレザー・スーツを街中で見かける時期になりました。

訪問先の福祉施設や作業所さんでも、やはり新人スタッフさんは利用者さんにとって人気者。

「この子の歳きいた?ウチの4分の1やで!」「お肌プリプリやな♪」etc
言葉でのコミュニケーションが苦手な利用者さんも、無言で異性の新人スタッフさんに付いて歩いたりジッと手を繋いだり。

「アンタにもこんな時期があってんな〜」なんて言われ、ハッとこの業界にいる歳月の長さに気付き、その時間の流れる早さに驚かされる日々。

そんな今日まさかの嬉しい再開が。

訪問先の作業所で「今年度から散髪の担当になりますので、宜しくお願いします。」と、前任者の方と共に現れたのは、数年前この作業所に保育士の実習生として学びにきていたFさん。

何でも、実習で作業所の業務にハマり、就職に至ったそうです。

「実習で訪問理美容を初めて知って色々と教えて貰って、就職が決まって訪問理美容の担当に立候補しました。」なんてキラキラの目で言われて思わずウルっとしたのはココだけのお話し。

そんな嬉しい再開から始まった本日の業務。昼休みに施設長に「ちょっとお話しが・・・」と呼ばれ、「何を怒られるのか」とビビリながら扉を開けると、急遽来月より施設長が別施設への異動が決まったとの御報告。月に1度の訪問施設なので、お会いするのは今日が最期。しかも異動先はオイそれと行ける距離でもない。

いままでの御礼と新天地での御活躍を願い堅い握手を交わしお互いどちらから言うでもなくSNSの申請。ホント便利な世の中になったものです。

だれもが最初は1年生。花粉や黄砂がこの時期の代名詞になりつつありますが、1年生の皆さんに若さを言い訳ではなく武器として活用し存分に活躍して頂ければと心からエールを送る時期でもあります。

さて、1年生もそうじゃない人も、気持ちも新たに2度と訪れる事の無い今年の春を、思いっきり楽しもうじゃありませんか♪

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